民主党の鳩山由紀夫代表は7日の定例記者会見で、森首相が辞意を固め、自民党首脳に伝えたとされる件について、厳しい表情で「辞意を表明されるのなら、今後の国会運営において民主党は責任を負いかねる」と言葉を強めた。予算関連法案をはじめ、辞意を表明した首相のもとでの審議は成立し得ないとし、「一国の総理が辞めると表明した上で答弁されても何の意味もない」と批判し、審議拒否を含めて対応を検討していく考えを示した。
解散を求めていくのかとの記者の質問には、「国民に対して何の責任ももてない、支持率が1ケタ台の総理がそのまま信任されるなか、責任ある議論は進められない。そんな状況を考慮すれば、解散させるのがスジだ」と述べた。野党4党結束のなかで解散を求める議論が浮上してくるだろうと分析し、共同歩調をとっていくとした。
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