千葉県知事選は25日投票され、即日開票の結果、前参議院議員の堂本暁子氏が当選し、民主党が推薦した若井康彦氏は42万8千票余りを得たものの惜敗した。
民主党は同日夜熊谷幹事長代理が談話を発表し、「21世紀の千葉県を担うには若くて行動力のある候補がふさわしいと判断し、県政改革を訴える若井候補の当選を目指し、全党を挙げて支援してきた」と選挙戦を振り返り、今回の選挙結果について「有権者が新しい政治を求めている」と分析した。
鳩山代表は26日、党本部で記者団に対し、「非自民の票を足すと圧倒的に多かったにもかかわらず、その票を若井さんに集中できなかったことは、深く反省しなければならない。民主党は市民が主役の政党を目指して誕生したにもかかわらず、まだそうなっていない。組織のあり方など国民政党に脱皮していくための措置をとっていかなければならない」と述べた。
また、羽田孜特別代表は同日午後、国会内での定例記者会見で、千葉県知事選挙について「われわれが自信を持って薦めた候補だけに残念と言うより、くやしい。しかし敗れたとはいえ、42万票を超える得票をいただいた。反自民票を合計すると、大きな流れとして自民党中心の政治はいけないという思いが表された選挙だった」と語った。また、若井候補については「県民の皆さんに彼の真価を知らせることができなかったことは、本当に申し訳なく思っている」と反省の弁を述べた。
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