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2001/03/30
公職選挙法所管の総務大臣が違反ポスター貼りだし!=山下参院議員が追及
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公職選挙法を所管する総務大臣が自ら違反行為!。3月30日の参議院政治倫理・選挙特別委員会の質疑で、民主党・新緑風会の山下八洲夫参議院議員が、片山虎之助総務相が地元岡山県内に公選法の規制に抵触する個人ポスターを貼っていることを暴露し、大臣の責任を追及した。

 公職選挙法では国会議員の任期が切れる6ヶ月前からは選挙区内での個人ポスターは禁止され、複数の弁士が記載された政党演説会告知ポスターだけが掲示できることになっている。ところが7月に改選期を迎える参議院議員の片山大臣は選挙区の岡山県内で、掲示が禁止される今年1月22日以降も、個人の写真と名前だけのポスターを掲示し続けていることが民主党岡山県連の調べで明らかになった。片山大臣は3月になってから、「国政報告会を毎週土曜日、片山事務所で開催」とのシールをポスターに貼っていたが、ポスター自体はそのままだった。

 山下議員が「違法ではないか」と片山大臣に迫ったのに対し、大臣は「1月22日以降は撤去しろと言った。そんなけちなことはしない。至急調べて撤去させる」と強弁したものの、「広い岡山県内で多少の目こぼしはあるかもしれない」と言い逃れ。ところが、逆に山下議員から「問題のポスターは岡山市内の大臣の後援会事務所前にも貼ってあり、単に目こぼしでは許されない。大臣としてゆゆしきことだ」と迫られ、強気でならす片山大臣も答弁に窮し、憮然とした表情だった。

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