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2001/12/10
ヴァジパイ・インド首相と鳩山代表が会談
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民主党の鳩山由紀夫代表は10日、来日中のアタル・ビハリ・ヴァジパイ・インド首相と会談した。

 会談には、インド側からアブドゥッラー外相、ミシュラ首相首席補佐官ら5名が同席。民主党側からは、羽田孜特別代表、菅直人幹事長、池田元久国際局長、井上和雄国際局次長が同席した。

 双方の挨拶の後、ヴァジパイ首相が「われわれも野党の時代が長かった。私は今は首相になったが、野党を大事にしている」と語りかけると、鳩山代表は「われわれも一刻も早く与党になろうと努めている。しかし、野党であっても常に与党と政策が対立していなければいけないとは思わない。重要なことは、国民の立場に立って議論することだ」と述べた。首相も「それはまともな考え方だ。反対のための反対は良くない」と共感を示した。

 また、ヴァジパイ首相がアフガニスタンの現情勢をどう見るかを尋ねたのに対して、鳩山代表は、「テロ撲滅の国際的な戦いの効果は出てきている。今後は、アフガンの経済復興に協力していくべきだ」とした。首相も、「ボンの会議(アフガン各派代表者会議)は歴史的な成果があった。これから日本が貢献できることはたくさんあると思う。われわれも、経済復興支援などでの日本の努力を手伝いたい」と答えた。

 また首相は、アフガン問題でのパキスタンの位置についても触れ、「以前はモスレム、仏教徒、シーク教徒がアフガンで平和に共存していた。しかし、タリバンが来てからそうでなくなった。タリバンをサポートしていたのはパキスタンであり、それがなければ今回のようなことにはならなかっただろう。もっとも、今はパキスタンもタリバンを支援してはいない」と、現在のパキスタンの立場に一定の理解を示した。

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