トップ > ニュース
ニュース
ニュース
2001/12/28
来年は反転攻勢の年〜菅幹事長が2001年最後の記者会見
記事を印刷する

菅直人幹事長は28日、国会内で今年最後の記者会見を行った。

 まず、失業率が5.5%を記録、とりわけ50歳前後の男性の世帯主が多く職を失っているという最新の統計が発表されたことについて、「国の背骨が大きく壊れてきている」と深刻な憂慮を表明。「再生に向けて、もはや猶予はない」と厳しい表情で語った。

 次に、武部農水相の狂牛病対策をめぐる問題発言(「感染経路の解明は大した問題ではない」)について触れ、「対策の行政責任者としてまったく適格を欠いている」と強く批判。この日、4野党で総理官邸に農水相の罷免要求の申し入れを行ったことを明らかにするとともに、在任のまま次期通常国会を迎えた場合には、野党共同で辞めさせる手だてをとるという考えを述べた。

 最後に菅幹事長は、今年一年を振り返り、森政権の下で参院選に大勝、総選挙に持ち込んで政権を獲るという展望が小泉総理の登場で大きく崩れた、と述懐。「全体としては、試練の年だった」と総括した。

 その上で、「在任8カ月になるが、ハンセン病訴訟控訴断念以外、結果を出したものは何一つない。経済状況もますます厳しくなっている」と現在の小泉総理を批判。「来年はいよいよ本格的な反転攻勢の年になる」と新年への決意を語った。

記事を印刷する
▲このページのトップへ
Copyright(C)2024 The Democratic Party of Japan. All Rights reserved.