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2001/05/06
鳩山代表が障害者の自立生活支援を約束〜自立生活センター協議会の懇談会で
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 障害を持つ人たちが自分の選んだ場所で自立して生活することを支援する「全国自立生活センター協議会」(代表=ひぐち恵子さん)の総会・懇親会が5月6日、東京都内で行われ、民主党から鳩山由紀夫代表、石毛えい子、山井和則衆議院議員、堀利和参議院議員が出席。全国から集まった車いすの障害者の方々と、介助者の方など約200人の皆さんからじかに話をきき、理解と交流を深めた。

 総会では、パネルディスカッション「福祉制度の改革と支援費支給方式の目指すもの」が行われ、厚生労働省の社会援護局障害福祉専門官を招き、2003年から実施になる支援費支給方式とはいかなるものか、地域で生活する重度の障害者にとって、メリットデメリットは、これまで築いてきた生活が維持できるのかという切実で熱いディスカッションが行われた。

 懇親会では、鳩山由紀夫代表を囲んで、車いすの方々がマイクを握り、募る思いをぶつけた。

 「『ありがとう、ごめんなさい』とだけ毎日言って施設で生きてきた。私はいまできているからいいが、仲間にも望めば自立生活ができるような社会にしたい」

 「関西から来た。自分の住んでいる町と東京では、障害者福祉に落差がありすぎる。いい加減にしろ!と言いたい」

 「障害のある人々が毎日夕方6時以降に、睡眠薬で寝かされ、オムツをつけての生活を強いられている施設もあった。障害者が差別される社会を一日も早く変えてほしい」

 これらの切実な声に対し、マイクを握った鳩山代表は、「障害者であるがゆえに差別される現状を変えたい。望めば自立して生活できる社会をつくるために民主党も力を入れていく」と語った。また、昔、自身が留学していたアメリカのカリフォルニアと、日本との障害者福祉の落差についても触れ、「日本の遅れている現状に対して、自分としてもお詫びしたい気持ちだ」と述べた。

 最後に鳩山代表は、会場の参加者に、(1)施設だけの選択でなく、のぞめば地域で、自立生活ができる障害者福祉を推進する。(2)どこでどのように住み、暮らすかを、当事者(障害者本人)が自己決定できるようにする。(3)障害者が移動などで、不自由を強いられないような権利法、すなわち日本版ADA=JDA(障害者差別禁止法)を一日も早くつくりたい−と約束。鳩山代表の力強い発言に、手を十分に叩くことができない、障害者の方々は、身体をよじりながらも、必死に手を叩き、会場全体から、「ウォー!」といううなり声が巻き起こった。

(取材協力=山井和則衆議院議員)

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