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2001/06/14
東京都議会議員選挙がスタート〜鳩山代表らが選挙戦第一声を新宿で
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東京都議会議員選挙が15日告示された。民主党は新宿駅西口駅前で鳩山由紀夫代表らがかけつけ、候補者とともに選挙戦第一声を上げた。

 まず民主党東京都連会長の海江田万里衆議院議員が、「少子高齢化社会にあって人にやさしいバリアフリーの街づくり、子どもたちの教育環境の整備、排気ガスに代表される環境悪化の改善など、東京都民が求める豊かな暮らしを民主党が実現させる」と力説。公認候補33名、推薦11名全員を当選させ、めざす政治を実現させたいと声を張り上げた。

続いて、連合の鷲尾悦也会長が応援に駆けつけ、「市民アンケートの結果、自分の周辺に失業者がいると答えた人は3人に1人の割合だ。これは自民党の10年にわたる失政の産物だ」と指摘。「労働者だけが痛みを伴う政策ではなく、働く場が確保された本質的構造改革こそが必要だ」と主張し、その実現に向け、民主党候補の当選に向けて協力していくとエールを送った。

次にマイクを握った東京都選出の小川敏夫参議院議員は「3年前に当選し、国政に関わって見えてきたことは、政治腐敗の打破は自民党では成しえないということだ」と述べ、本当の改革を進めるには民主党こそがリーダーシップをとらなければならないと強調した。

また、党女性選対本部長の広中和歌子参議院議員は「21世紀はもっとやさしい、共生の世紀にしなくてはいけない」とし、人と人、男と女、国と国が共生し合いながら、本当の豊かさを目指していかなければならないと訴えた。

 地元候補者が「生活者の視点に立った都政の実現に尽力したい」と熱い決意を表明した後、最後に鳩山由紀夫代表がマイクをとり、「小泉首相に代わったことで、国民のだれもが期待しない政治よりも期待できる状況になったのは望ましい」と述べ、「与党のすべてに反対するといった野党の古い慣習を踏襲することはまったくないと強調。「小泉内閣がとなえる構造改革の大半は民主党が主張してきたこと。小泉首相が本気でこの国を、自民党を変えようというのであれば、むしろ大いに協力する」とした。

 また、降りしきる雨を前に「私たちの環境は悪化している。特に東京は環境破壊が進み、都民は大きな被害をこうむっている」として、国会議員として、都議会議員と協力して環境問題に前向きに取り組む姿勢を主張した。

最後に鳩山代表は、「民主党は国民の悩みを解決するための党であり、私利私欲におぼれる政党ではない」と宣言。「公正な世の中をつくり出すために、21世紀の東京を決める大事な選挙は民主党候補へご支援を」と訴えた。

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