衆議院決算行政監視委員会で5日、平成12年度及び13年度の予備費使用調書等の採決が行われた。民主党は、公共事業費への支出増等を承諾できないとして反対したが、与党の賛成多数で承諾された。
採決に先立ち、民主党から山田敏雅、井上和雄、今野東の各議員が質問に立った。
山田議員は、羽田空港の第4滑走路建設計画について質問。海外では管制塔が民営化され滑走路を効率的に使用していることを紹介し、国内、特に羽田空港が効率的に運用されていないと指摘した。
井上議員は、建設中の国立組踊劇場(仮称)の設置場所を沖縄県浦添市小湾地区に決定した経緯を質した。候補地に浦添市小湾地区と那覇市天久新都心地区が挙がっていながら、最終的に小湾地区になったことの根拠が不明確で、「用地買収に当たって政治家の要請があったと考えられる」と再調査を要求した。
今野議員は、北海道・夕張シューパロダム用地の補償をめぐり、対象地域内にある日北酸素(株)と北海道土地開発公社との間の平成12年の契約に重大な疑義があると指摘。鈴木宗男議員の関与を示唆し、再調査を求めた。
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