民主党ネクストキャビネット(NC)は11日、与党提出の「有明海及び八代海を再生するための特別措置に関する法律案」、対案として民主党が提出している「有明海及び八代海の再生に関する臨時措置法」の法案審査を行った。
与党提出案の具体的な措置内容は、「漁港漁場整備法」に基づく事業の国庫補助率を最大5%かさ上げするとしており、既存公共事業計画の延長に過ぎない内容。一方、民主党案は諫早湾干拓事業を凍結し、有明海・八代海の環境に関する総合調査を実施、総合調査の結果を受けて有明海・八代海の環境保全と改善のために行うべき施策を環境相・農水相ほか関係大臣に勧告するというもの。
審査の結果、民主党案については賛成、与党案については、岡田政調会長と筒井NC農水相に取り扱いを一任することになった。
|