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2004/03/20
台湾総統選挙結果を受けて(コメント)
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民主党「次の内閣」ネクスト外務大臣 前原 誠司

20日、台湾において3回目の総統選挙が実施された。選挙による民主政治を根付かせるべく、課題を抱えつつも、懸命な努力を行っていることに心から敬意を表したい。再選された民進党の陳水扁総統におかれては、今後、両岸関係の良好化に取り組まれ、地域の平和と安定に貢献し、台湾そして東アジアのさらなる経済発展にリーダーシップを発揮されることを期待したい。

今回、陳総統と呂副総統に対する銃撃事件が19日に発生したことが、台湾の民主的な選挙に暗い影を落としてしまったことを極めて遺憾に思う。両氏の1日も早い完治を願うとともに、民主党は、選挙という民主主義の根幹を揺るがすこのような政治テロ行為を強く非難する。事件の真相を速やかに究明し、混乱を早期に収拾するため、各陣営が立場の違いを乗り越えて、全力をあげて取り組むことが、台湾はもとより今後の民主主義の発展に極めて重要であると考える。

また、総統選挙と同日に行われた公民投票は、投票率が過半数に及ばず成立しなかった。両岸関係を緊張させる言動に慎重な台湾の民意を表した結果であると考える。民主党は、「一つの中国」との立場のもと、台湾海峡問題が対話を通じ平和的に解決されることを求める。

以上

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