民主党など野党4党の国会対策委員長は17日夕刻、国会内で会談し、鈴木宗男議員の逮捕許諾請求や会期末への対応について協議した。会談後に記者会見した民主党の熊谷弘国対委員長は、与党側が近く提案すると見られる大幅な会期延長について、4野党ともに反対の立場であること、他方、会期末を控えての鈴木議員逮捕許諾請求の国会議決については積極的に対応していくことで一致したと表明した。
熊谷国対委員長はまた、同会談の直前に、与党側を代表して自民党の大島理森国対委員長から連絡があり、「実は議長・副議長から呼ばれ、『健保法について、きわめて憂慮すべき事態が起こっている。いろいろとよく話し合って円満に採決できる環境を整えなさい』と諭された。ついては、明日午後にでも与野党国対委員長会談を行いたい」と申し入れがあったことを明らかにした。
熊谷国対委員長は、防衛庁リスト問題での報告書隠蔽疑惑や健保法の与党単独採決について、挙げて与党側に事態打開の責任があることを強調。野党4党として、18日の与野党国対委員長会談ではまず与党側にこの点を質し、与党側として打開案を出すよう求め、その上で会期末以降の国会対応の協議に臨むことで合意したことを表明した。
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