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2003/01/21
「デフレ加速内閣の実態を国民に示す」菅代表
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 民主党の菅直人代表は21日、定例記者会見を開き、同日東京地裁で行われた石井紘基衆院議員刺殺事件の被告に対する初公判について、「石井議員は元気であれば政官業癒着の問題を追及する重要な役割を担っていたはず。ご家族同様、被告に対して強い憤りを感じる」と言及。公判を見守ると同時に国会審議においては石井議員の遺志を継いでいく思いを新たにした、と語った。

 また、20日に示された政府の経済構造改革・経済政策に関する中期展望の改訂版について菅代表は、「一言でいえば“展望はゼロ、絶望で埋まっている”という印象だ」と厳しく批判。一年前の見通しと比較すると、すべて何も達成できていないことの証明だと分析した。菅代表は続けて「2003年度の物価上昇率はゼロになるという見通しだったが、昨日の内容を見る限り、マイナス0・9%となっている。つまりはデフレは止まらないどころか、加速している。そして、補正予算・本予算はそれを前提としている」と指摘し、「小泉内閣における経済政策はまさにデフレ加速政策だ」と批判した。予算委員会ではトップバッターとして、どうすれば日本経済が再生できるかの民主党案を示しながら、小泉デフレ加速内閣の実態を国民の前に明らかにしていくとした。

 さらに、小泉首相が「審議拒否があるとすれば、今国会の使命からして問題が多い」と野党を牽制する発言をしたことに対し、「むしろ審議拒否をしているのは小泉首相のほうだ」と指弾。のらりくらりと質問をかわすのではなく、政府の責任者として逃げることなく国民に対する説明責任を果たすべきたと注文をつけた。

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