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2002/06/18
【衆院議運委】鈴木議員の逮捕許諾請求を審査
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 衆議院議院運営委員会は18日、秘密会を開き、鈴木宗男議員のあっせん収賄容疑による逮捕許諾請求について審査を行った。審査では、森山法相、古田刑事局長から鈴木議員の逮捕容疑などについて説明を聞くとともに、鈴木議員本人からの弁明も聴取した。鈴木議員は容疑を全面否定した。

 法務省側は、鈴木議員が98年8月、国有林の違法伐採で行政処分を受けた「やまりん」幹部から、購入予定だった林産物を処分後に再び随意契約で購入できるよう林野庁に不正な口利きを依頼され、見返りに現金500万円のわいろを受け取ったとする被疑事実などを説明した。

 法務省と入れ替わりに委員会に出席した鈴木議員は、「私を犯罪者にする目的で捜査が行われている」などと検察の不当性を主張。提出した弁明書に沿って、「やまりん」から受け取った金は400万円で政治献金だった、同社から依頼されたのは林野庁へのお詫びの挨拶の仲介だけ、などと収賄容疑を否定した。

 鈴木議員が退出した後、再度法務省側と与野党委員との間で質疑が行われ、被疑事実、捜査経過、逮捕を必要とする事由などをめぐってやりとりがなされた。

 同委員会は19日午前、再度委員会を開き、各党が意見を表明した後、全会一致で逮捕を許諾。同日午後の本会議でも許諾が議決され、鈴木議員は同日中に逮捕される見通し。

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