民主党は19日、新橋駅前において街頭演説会を開催し、羽田孜特別代表をはじめ、岩國哲人副代表、川内博史、山村健、近藤昭一各衆議院議員、鈴木寛参議院議員らが、足を止めて聞き入るおよそ200人の聴衆を前に、鈴木宗男議員逮捕問題、政府の経済無策、政官業癒着問題などについて訴えた。
羽田特別代表は、鈴木宗男議員が同日逮捕されたことについて「疑惑の中のほんの一部分でしかない。現在の政治腐敗は長い議員生活の中でもかつて経験したことがない」と問題の深刻さを強調。さらに「この10年間の政治改革は何も実を結ばなかったが、これからもわれわれは真正面から政治と金の問題に取り組み、国民の信頼を取り戻していく」と力強く訴えた。
岩國副代表は、現在の経済不況や景気の落ち込みに対し「自民党政治の間違った政策が引き起こした結果であるが、その自民党はまだ利権に群がろうとしている」と批判し、政官業癒着構造を打破するために徹底的にたたかうことを表明した。
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