民主党の岡田克也幹事長は24日、定例の記者会見で、前日に行われた予算委員会での菅直人代表と小泉首相との論戦について「見ごたえがあった。菅代表の一本勝ちだと思う。小泉首相は就任当時、失言しても見過ごされていたことが多かったが、今や(世論の)首相を見る目が変わってきた。それだけ国民が冷静になってきたということだ。小泉首相のパフォーマンスも、もの悲しく映っている」と感想を述べた。
また、20日に行われた経済財政諮問会議で首相が「金融機関の貸し渋りや貸しはがしはない」と発言したことについて、岡田幹事長は「奥田経団連会長から前向きな問題提起(優秀な技術を持つ中小企業にも貸し出しを行わない金融機関の融資実態を指摘した)がなされたにもかかわらず、首相は現在の深刻な不況の状況や中小企業の実態を把握していないようだ」と述べ、その認識不足と鈍感さを厳しく指摘した。
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