衆議院予算委員会は27日、02年度補正予算3案(一般会計・特別会計・政府関係機関予算)の締めくくり総括質疑を終え、討論ののち与党の賛成多数で3案を可決した。
民主党から討論に立った細野豪志議員は、「景気回復はおろか、経済・雇用状況を悪化させ、2.5兆円もの税収不足を招いておきながら、そのことについての謝罪もないまま国民に負担を押しつけて補正予算を編成したことは到底許されない。野党4党が共同で求めてきた雇用・中小企業対策は不十分で、旧態依然の公共事業など効果の疑わしい事業を計上する一方、健康保険料引き上げなどで国民に負担増を強要しようとしている」などと述べ、3案に反対する立場を表明した。
3案は、夜7時から開かれる予定の衆議院本会議で採決されたのち、明日から参議院予算委員会に審議の場を移す。
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