民主党は、航空機内で増えている暴行、威嚇、乗務員の業務妨害、セクハラ、無断喫煙などの「迷惑行為」を処罰するための「機内迷惑行為防止法案」(航空法の一部改正案)を11月28日、国会に提出した。
航空会社の客室乗務員や地上職員などでつくる「航空連合」の現場からの声を受けて、法案作成を進めてきた。禁煙の場所で喫煙したり、他の旅客や乗務員にからんだり因縁をつける行為、酒に酔って奇声を発する行為や、禁止されている電子・電気機器を使った場合などが対象になる。これまでは乗務員が注意しても、「何の根拠があるんだ」と開き直られて泣き寝入りすることが多かったが、罰則付きの違法行為となることで、これらの行為を未然に防止することが狙い。
記者会見した樽床伸二ネクスト国土交通大臣、細川律夫、古賀一成両衆議院議員は、「ワールドカップに間に合うよう、与党とも話し合って成立をめざしたい」と語っている。
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