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2002/06/24
【参院本会議】今井議員、抜本改革実行の担保を厳しく問う
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 健康保険法一部改正案の趣旨説明が24日、参議院本会議で行われ、民主党・新緑風会を代表して今井澄議員が質問に立った。今井議員は「97年の『抜本改革』は失敗したと認識しているかどうか。失敗の原因はなにか。今回改革できるという担保は何か。自民党政治では抜本改革はできない」と厳しく首相に迫った。小泉首相は「改革の困難さは十分認識している。最重要と位置付け先送りを許さない」と決意を語るだけで、何一つまともに答えなかった。

 次に今井議員は「3割負担がなぜ唐突に出てきたのか。保険料を上げないために保険者機能の強化が必要ではないか。なぜ来年4月実施なのか」と詰め寄った。首相は「将来の人口構造などさらに保険財政が厳しさを増す中、公平で分かりやすいために3割負担。4月実施は、政保、健保も財政が厳しく待ったなし。関係者に等しく負担をお願いする。体系、制度を改革することは必要」と説得力に乏しい答弁に終始した。

 最後に今井議員は研修制度について「地域は医者も選択できない。地域尊重に立った、文部・厚生縦割りでない研修制度を」と訴えた。首相は「文部・厚生連携をとって国民の期待に応えられるように」と答弁。坂口厚労相、遠山文相もそれぞれ「質の高い医師養成になるよう」「今後とも連携してよりよい医師の養成に努める」と答えた。 

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