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2001/10/10
政府与党は現地ニーズを理解していない〜テロ対策・アフガン難民支援で鳩山代表が指摘
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民主党の鳩山由紀夫代表は10日の定例記者会見で、アメリカ同時多発テロに関する政府対応に「政府・与党は自衛隊派遣にばかり重点をおいているが、現地ニーズを理解しないまま“ショー・ザ・フラッグ”にふりまわされている感がある」と疑問を呈した。この日の朝行われた民主党の首藤信彦衆議院議員のパキスタン調査報告に触れた中で語った。

 また、首藤議員の報告会に続いて党本部で行われた、アフガンの難民キャンプで医療活動を展開している中村哲医師の講演内容を紹介。「本来の支援は難民を出さないようにするにはどうするかを検討することであり、貧困にあえいで身動きがとれず、難民にさえなれずに流民化している人たちをどう救うかの検討こそ大事」と感想を述べた。

 鳩山代表はそうした視点に基づき、「難民を出させないための水や食料の援助、公共事業援助などによる雇用の創出など、彼らが何より望む平和的解決策を模索すべきだ」とした。  

 また、この日行われたテロ対策特別措置法案に関する代表質問での小泉首相の答弁に関して、「どうあっても国会承認を避けたい姿勢が垣間見れる」と指摘。同時に、首相が自衛隊がどう行動するかの具体例を示さないことに対して、「基本計画の中身についても充分な吟味が必要。内容がわからなくては賛成しようもない」と批判した。

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