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2001/10/18
憲政史上初、視覚障害を持つ堀利和・参院環境委員長デビュー
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18日朝、参議院環境委員会が開かれる参議院33委員会室に多くのマスコミが駆けつけた。
 憲政史上初めて、強度の弱視というハンディキャップを持つ民主党の堀利和参議院議員が参議院環境委員会の委員長に就任して、最初の委員会が開かれたからだ。

 冒頭、堀議員が新委員長のあいさつを行ったあと、点字で打たれた進行書を指で一つひとつ追いながら議事を進める。傍らには補佐の参議院の職員がつくが、ほとんど助けをかりることなく、大臣所信聴取のこの日の委員会を無事終了した。

 来週からは本格的審議が始まるが、視覚障害を持つ堀議員の委員長運営に注目が集まる。というのも、これまでの慣例を大きく変えるからだ。

 定足数の確認や発言者の指名、採決での賛否の数の確認等などの際、堀委員長には見えないので第三者による確認作業が必要になる。また、法案、要綱などの点字訳も必要など、ルール変更が不可欠。福山哲郎環境委員会筆頭理事などの働きかけで、参議院事務局や環境省に点字プリンターや点字ソフトを入れさせるなど条件整備を進めてきた。

 福山議員は「小さいようだが大きく新しい1ページが日本の政治に加わった」と、堀委員長デビューを喜んだ。

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