民主党青年局では参議院選挙を前に、これまでと違ったツールからも民主党をアピールしようと、パソコンの画面上を動き回る２頭身のデスクトップキャラクター“ゆきおちゃん”を制作。10日、党本部で発表した。

　浅尾慶一郎青年局長は、「パソコンの普及率が高まるなか、小泉首相のメルマガに対抗するわけではないが、100万人以上の方にご愛用いただけることを目指したい。幸運を呼ぶキャラというウワサもすでに出ている」と説明した。

　デスクトップキャラ“ゆきおちゃん”は民主党サイト内の青年局コーナーから無料でダウンロードができる。３００KBと軽いプログラムにしたため、メールで転送できる。ソフトはウィンドウズ専用で、95、98、2000、MEに対応している。

　１分間に１度、“すべての人に公正であるために”“日本は、政権交代でしか変わらない”“世の中、リストラで大変なのに天下り天国なんて許せない”といったメッセージを次々に訴えるのが特徴。さらに、民主党のホームページにリンクでき、いつでもジャンプして政策や主張をみることができる。民主党が訴える主張をキャラクターの“ゆきおちゃん”に代弁してもらい、まず、多くの方々に関心を寄せてもらう。その上で詳しく知りたい方には、“ゆきおちゃん”をクリックし、民主党のホームページを見てもらうのが狙いだ。

　会見に同席した鳩山代表は「身近なところから、政治に、そして民主党に関心をもっていただければと思っている。シワが多く、実物より少し年をとっている気もするが、愛用してかわいがっていただきたい」と感想を述べた。

　モード切替も可能で、「お散歩モード」では画面の中を歩き回り、「おっかけモード」ではマウスの指定したポイントを追いかけてくる。また「お休みモード」では画面の端でガッツポーズし、じゃまにならないバージョンもある。