トップ > ニュース
ニュース
ニュース
2004/10/20
ミャンマーにおける政変について(談話)
記事を印刷する

民主党『次の内閣』ネクスト外務大臣
鳩山 由紀夫

19日、ミャンマーの軍事政権は、キン・ニュン首相が健康を理由に引退したのを受け、後任にソー・ウィン第一書記が就いたと発表した。報道などによれば、穏健派として知られる同首相が軍事政権内部の政変により事実上更迭されたことになる。先月、民主化に取り組んできたウィン・アウン外相が更迭されたばかりであり、ミャンマーの民主化が、大きく後退することを深く憂慮する。

今月上旬に開催されたアジア欧州会議(ASEM)で、民主化の状況を不十分とする欧州諸国に対し、東南アジア諸国連合(ASEAN)などアジア諸国の働きかけで、ミャンマーがASEMに加盟を果たした後だけに、今回の軍事政権の発表は、極めて遺憾である。

昨年以来、軟禁状態が再度続くアウン・サン・スー・チー氏の処遇を含めて、今後、軍事政権は、アジア諸国をはじめ、国際社会の意見に真摯に耳を傾け、民主化に取り組んでいくべきである。また、民主党は、わが国政府がASEAN諸国等と連携し、ミャンマーの軍事政権に対する経済援助のあり方の再検討を含め、国際社会から孤立化することなく、民主化に向けた建設的な姿勢を引き出す外交に粘り強く取り組んでいくよう強く要請する。

以上

記事を印刷する
▲このページのトップへ
Copyright(C)2024 The Democratic Party of Japan. All Rights reserved.