海の日の20日、民主党の女性たちが<7・20 女性デーTOKYOキャラバン>と銘打って大集結。東京・巣鴨のとげぬき地蔵から出発し、銀座、渋谷、原宿へと移動しながら、街頭演説会を行いつつ、街を歩き、じかに民主党の主張を訴えた。
参加したのは、民主党の鳩山代表夫人の幸さん、菅幹事長夫人の伸子さん、参議院選比例候補で、税のプロとしてアピールしているK候補、石毛えい子衆議院議員、円より子参議院議員、そして6月の都議選で当選した馬場裕子、河西のぶみ、樋口裕子の3女性都議会議員ら。
まず、銀座の歩行者天国では、東京選挙区から立候補しているSさんを応援する勝手連のオレンジ色ののぼりとともに行進。銀座4丁目の「和光」前交差点に向かってスポット演説をしながら、支持を訴えた。
S候補は、「立候補の第一の理由は、額に汗して働いた人の思いが報われる社会にしたいから。私は日本再建の青写真をもっている。それは、公共事業費を削減し、その財源を人づくりにあてること。21世紀に問われるのは人づくり。コンクリートのものづくりに費やしてきた自民党政治は終わらせよう。本当の改革を行うのはわれわれ民主党です」と訴えた。
K候補も「利権に群がる一部の人や、いらない公共事業のためにみなさんが納めた税金がムダ使いされるようなことがあってはならない。サラリーマンのための税制を確立するため、税のプロとして、きっちりと関わっていきたい」と話した。
鳩山幸さんは「小泉内閣になって、何かいいことがありましたか?」と開口一番聴衆に投げかけ、「いいことは全くない。京都議定書の問題などではアメリカにはNO!といえず、靖国神社公式参拝・教科書問題などで、アジア諸国には大変な波紋を呼び起こしてしまっている」と指摘。一国のリーダーにふさわしいとは到底思えない行動だと、問題提起した。「東京選挙区でもS候補が若い力で、古い体質を打破するために頑張っている。そして民主党は、働いた人が報われる社会をつくるため、一丸となって邁進していこうと思っている」とアピールした。
また、菅伸子さんは「確かに小泉さんの人気はすごい。しかし、その小泉旋風に対して、わが民主党は頭を低くし、地に足をつけて戦おうと思っています」と切り出した。そして、「小泉内閣が唱える改革が行われれば自民党は立ち行かなくなり、改革が進まなかった場合は民主党が代わって改革を担わなくてはならない」と主張。「いずれの事態になっても、野党第一党としての役割をまっとうするために、民主党は地に足をつけて進んでいく」と力強く訴えた。両夫人とも代表、幹事長顔負けの切れ味のいい口調で聴衆をしっかりと引きつけた。
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