民主党の熊谷弘幹事長代理(参院選選対本部事務総長)は、30日朝のNHKニュースでのインタビューに出演し、選挙戦を振り返り、「残念ながら小泉大台風の前で大変厳しい戦いを強いられてしまった、東京都議選でこの旋風を経験したので、勝つ選挙というよりは負けない選挙を続けてきて、何とかその目標は達成できたのではないかと思う」と述べた。
また、「選挙結果は小泉内閣の構造改革路線への信任につながるか」との質問に対しては、「選挙には、業績評価と、期待評価という二つの面がある。過去3年の自民党連立政権の業績評価ではなく、閉塞感に満ち満ちていた中での期待評価という形でこの選挙が行われ、その意味では、小泉旋風は文字通り図にあたったと思う」と分析。その上で、「その期待に答える政策の中身や方向はかなり漠然としている。また小泉首相自身も『私の人気は自民党的なものを否定するところにある』と答えているが、そういうことを本当にやっていけるかどうかがこれからの課題」と指摘し、「民主党は野党の責任を、改革を実現するプロセスの中で果たしていかなければならない」と今後への抱負を語った。
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