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2004/01/19
「状況追従の危ない総理」菅代表、施政方針演説を批判
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 民主党の菅直人代表は19日、小泉首相の施政方針演説が行われた通常国会初日の衆議院本会議後に記者団の質問に答え、「これまでで一番、小泉総理らしいものが何もない演説だった」と感想を語った。

 菅代表はとりわけ、首相がイラクへの自衛隊派遣について“危険な地域だから自衛隊を出す”といった説明を繰り返していることを取り上げ、「軽い表現で国民をごまかそうとしている。自衛隊も国際的に見れば軍隊。日本が他国の領土に武装した軍隊を出すことの意味の大きさを国民に説明していない」と厳しく批判した。

 また、自衛隊派遣の理由についても、大量破壊兵器問題、フセイン政権の非民主性、イラクのテロの温床化の危険など、説明を二転三転させ、ただ状況の変化に合わせて現状を追認しているにすぎないことを指摘し、「状況追従というのが一番よくない。日本にとって危ない総理だ」と批判。「イラク問題、北朝鮮問題を含め、日本はどうあろうとするか。状況に流されるのでなく、国の選択としてしっかり議論したい」と語った。

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