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2001/08/13
「最も姑息な手段、強い憤りを感じる」鳩山代表が小泉首相の靖国神社参拝強行に強く抗議
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 民主党の鳩山由紀夫代表は、13日午後4時30分に小泉首相が予定を前倒しして靖国神社を参拝したことを受けて、同日午後5時から党本部で緊急記者会見を行った。
 鳩山代表は、「このように極めて曖昧なやり方で済ますということが、最もこそくな手段だ。強い憤りを感じる。このことによって何ら問題の本質は解決されていない」と声を荒げて、首相の行動を強く批判した。
 鳩山代表は、さらに「このことにアジアの国など、多くの国がどのような気持ちでいるのか。被害者の立場に立って考えれば、容易にわかるはず。首相は被害者の立場で物事を考えるのが極めて苦手なようだ」と指摘。今後の国会の中で、厳しく首相としての資質を追求していきたいと述べた。

 同日付けで発表された談話は下記の通り。

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小泉総理の靖国神社参拝強行について
2001年8月13日

民主党
代表 鳩山由紀夫

 本日、小泉総理は靖国神社参拝を強行した。
 小泉総理自身の「熟慮」に欠けた言動に端を発した靖国神社参拝問題が、8月15日を避けるという姑息なやり方で政治処理されたことは、誠に残念であり、強い憤りを感じる。

 もともとこの問題は、憲法に基づく政教分離問題、A級戦犯の合祀問題などが複雑に絡んだものであったが、小泉総理の声明には国民が納得できる説明はまったく欠けたままである。

 また、これまで友好関係を築いてきた中国や韓国など近隣諸国との間の外交問題にも発展しかねず、内政外交の両面で責任を負うべき一国の総理としての資質を疑わざるを得ないものである。

 結局のところ、小泉総理の強硬策は自らの個人的感情にとらわれ、かっ総理自身の面子を保つために行われたものであり、まさに政治を「私する」ものとして、歴史に汚点を残すものだと言わねばならない。
 民主党は、すべての日本国民はもとより広く世界の国々の人たちが自由に参拝できるよう、新たな国立墓苑をつくることを提案しているが、その実現に向けてさらに努力していく決意である。

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