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2004/01/20
「自衛隊派遣は憲法違反、総理は辞任を」菅代表
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 民主党の菅直人代表は20日の定例記者会見で、陸上自衛隊のイラク先遣隊がサマワに到着したことについて「自衛隊のみなさんが無事に帰ってこられることを強く望みたい」と前置きしたうえで、イラクへの自衛隊派遣は事実上の軍隊を戦闘が続く他国領土に派遣する行為だとし、「いろいろ理屈をつけているが現在の日本国憲法に明らかに反する」と改めて批判した。

 さらに菅代表は、憲法違反を首相自らが命ずることは民主主義国家の首相としてあるまじき行為と重ねて指摘し、「責任をとって辞任すべき」と要求。21日の代表質問で小泉首相、神崎公明党代表の辞任を求めていく考えを明らかにした。

 また菅代表は、イラクで占領行政を行う連合国暫定行政当局(CPA)のブレアー長官が、イラク大使にあてた文書の中で自衛隊員の法的身分を「連合国の要員」と説明していた事実を取り上げ、「総理が戦争に行くのではないと観念的に言っても、法的位置付けは戦争に行っている他国の軍隊と同じであることを否定できない」と指弾した。

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