民主党の菅直人代表は21日、小泉首相の施政方針演説に対する与野党の代表質問が行われた衆議院本会議後に記者団の質問に答え、「真正面から自衛隊派遣問題を議論しようとしたが、総理は議論を避けた。残念だ」と語った。
菅代表はイラクへの自衛隊派遣について、「首相は非戦闘地域だから憲法に違反せずに派遣できるという論理立てだが、現在のイラクはグレーどころか完全なブラックゾーン。論理立てそのものが崩れている。平和のために派遣が必要だと言うなら、憲法を変えると言えばいい。真正面の議論をすべきだ」と述べ、首相の逃げの姿勢を厳しく批判した。
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