民主党の野田佳彦国会対策委員長は28日、野党国対委員長会談後に記者会見し、前日の衆院予算委員会で小泉首相が行った問題答弁について協議したことを報告。予算委員会での答弁撤回に続いて、本会議においても訂正発言を行うよう求めることなどで野党3党が一致したことを明らかにした。
首相の問題発言は、イラクのサマワ市評議会が連合国暫定当局(CPA)との対立などが原因で24日に解散しているにもかかわらず、民主党の達増拓也議員の質問に答えて「住民の意向を反映した市評議会などの存在によって治安は安定し」などと語ったもの。野田委員長は「存在しなかったにもかかわらず、存在するかのような答弁を行った防衛庁長官と総理の答弁の撤回を求めて本日成功したが、この問題をさらに徹底して野党3党で突き詰め、議論していく」と述べた。
|