民主、自由、共産、社民の野党4党は12日午後、国会内で幹事長・書記局長会談を開き、米中枢同時テロについて対応策を審議するため(1)国会関係委員会の緊急開催(閉会中審査)(2)9月末召集予定の臨時国会の前倒し―を共同要求することで一致した。
また、これに先立って、社民党を除く民主、自由、共産の3党は同日午前に国会対策委員長会談を開いた。この席では、外務省不祥事、自民党の高祖憲治参院議員派の選挙違反事件、狂牛病対策を審議するため、関連する衆院の外務、総務、農水、決算行政監視、政治倫理特の各委員会の閉会中審査を求めることで合意した。
会談後記者会見した民主党の熊谷弘国対委員長は、「重大かつ緊急性のある問題が山積している。まず各委員会の理事レベルで協議し、これが滞るようなら国対レベルで対応する」と述べた。
さっそく、13日午前に衆議院で総務委員会が開かれることが決まった。44人の犠牲者を出した新宿区歌舞伎町のビル火災事故を中心に消防に関する件について、質疑が行われる。民主党からは田並胤明、武正公一両議員が質問に立つ。
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