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2005/01/10
アッバス氏のパレスチナ自治政府議長選挙における勝利宣言を受けて(談話)
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民主党『次の内閣』ネクスト外務大臣
鳩山 由紀夫

9日、パレスチナ自治政府議長選挙が実施され、パレスチナ解放機構(PLO)のアッバス議長が勝利宣言を行った。アッバス新自治政府議長に対し、心から祝意を表すると共に、長年にわたりパレスチナ独立運動を指導してきたアラファト前議長の逝去後の困難な時期に、民主的選挙を成し遂げたパレスチナの人々の努力を賞賛したい。

 今回、民主党は、議長選挙の国際監視活動に首藤信彦衆議院議員を派遣した。首藤議員からの連絡及び報道などによれば、議長選挙の投票率が、妨害活動など大きな混乱が見られなかった割に低かったようである。パレスチナの将来に極めて重要な今回の議長選挙だけに、この点は、残念である。アッバス氏に対抗する有力な候補者が、様々な理由から存在しなかった等の諸要因が考えられるが、今回の結果をパレスチナの各層・各勢力が厳粛に受け入れ、アッバス新議長のもと、一致団結して中東和平及びパレスチナ国家の樹立に向けて取り組んでいくことを期待したい。

 また、選挙前まで知名度が低かったNGO出身のムスタファ・バルグ―ティ氏が、若者や女性の支持を急激に広げ善戦したことに、パレスチナにおける新しい潮流も感じる。今後、イスラエル政府が、新たな門出を迎えたパレスチナに対し、分離壁の建設中止・撤去や、パレスチナ人の移動の自由の確保など、和平交渉に向けた誠意を示すことを望む。そしてアッバス新議長率いるパレスチナ自治政府とともに、中東和平に向けたロードマップを再生することを強く求める。

 イラク情勢が悪化する中で、パレスチナの人々の努力と国際社会の協力のもと、今回の議長選挙が無事実施されたことは、中東の安定のために極めて意義深いと考え、歓迎する。この中東和平への一歩が次なる一歩に結びつくよう、当事者の努力はもとより、わが国はじめ国際社会が、中立かつ公正な立場で、それぞれにふさわしい支援を惜しみなく行っていくことを強く要請する。


以 上

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