民主党の菅直人幹事長は12日の定例の記者会見で、宮路副厚労相が帝京大学入試の口利きを行ったことを参議院厚生労働委員会で認めたことについて「二重、三重の意味で重大な問題だ。辞任は当然であり、単に辞任すれば良いということだけではなく、国会の場ですべてを説明すべきである」と厳しく非難。さらに「帝京大学の入学をめぐる巨額な寄付金が、結果的に日本の医療費の中から捻出されている。健保法や医療制度改革の観点からしても、徹底的に事実を解明をする」と強い口調で語った。
また菅幹事長は、この日野党4党で住基ネット凍結法案を提出したことについて、「すでに小渕元総理は個人情報保護法の制定なしでは住基ネットの稼動を行わないと国会で答弁していた。与党の中にも凍結を求める声がある。与党議員も勇気を持ってこの凍結法案に賛成してもらいたい」と述べた。
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