民主党の介護保険をより良くするワーキングチーム(WT)の座長を務める山井和則衆院議員は、18日のネクストキャビネットで「介護保険への10の提言(案)」について報告を行い、了承された。
山井座長は「介護保険開始後の2000年7月に同ワーキングチームを設置し、30回以上に及ぶヒアリングを行ってきた。今後もさらに多角的な視点から課題を整理し、論点を絞り込んでいく」と述べた。
「介護保険への10の提言」は以下の通り。
1.居住環境の優れた介護基盤の整備を
〜利用したいときに、好みの居住の場を利用できるように
2.道州制の実現
〜保険者(市町村)がサービスの質に責任を持つ
3.質の高いグループホームの普及
〜十分な夜勤加算と医療のバックアップ
4.介護労働者の労働条件などの改善
〜「登録ヘルパー」という呼称の廃止を
5.在宅重視のために支給限度額の引き上げを
〜施設の最高額まで
6.ケアマネージャーの研修と支援の充実
〜在宅サービスを伸ばすために
7.必要最小限の医療(関連)行為を可能に
〜介護職員の業務の拡大
8.保険料と利用者負担の低所得者対策
〜低所得者の安心してサービスを利用できる制度の整備・運用を
9.NPO法人が提供する介護サービスを非課税に
〜NPO法人が活躍できる仕組みの整備
10.質の向上につながる介護報酬の改定を
〜社会的入院をふやさないために
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