トップ > ニュース
ニュース
ニュース
2002/07/18
【NC】「有事関連3法案をめぐる問題点」を了承
記事を印刷する

 民主党伊藤英成ネクストキャビネット(NC)外務・安全保障相は18日のネクストキャビネットで「有事関連3法案をめぐる問題点(案)」について報告を行い、了承された。

 伊藤NC大臣は「結党以来緊急事態に備える法制の整備は必要との認識から政府提出の有事関連3法案の審議に真摯に臨んできたが、有事法制審議に値しない防衛庁、外務省等の惨憺たる現状および不誠実かつ不十分な政府・与党の審議姿勢から、政府は有事関連法案を出し直しすべきである」と経緯を説明した。

 さらに伊藤NC大臣は法案の内容についても、全議員政策懇談会の議論を論点整理し、とりまとめた問題点を10項目提起した。

 問題点は以下の通り。
1.武力攻撃事態の定義および認定の規定が不十分
2.国会承認、民主的統制のあり方が不適切
3.表現の自由など基本的人権の確保に関する規定が曖昧
4.避難・警報、医療・救助など国民の安全確保と被害の最小化への措置が先送り
5.国民への情報提供についての規定が欠如
6.国民の損害への不服申し立て、補償・賠償などの救済手続についての規定が不十分
7.地方公共団体や指定公共機関の役割・権限・内容等が不明確
8.米軍との関係についての基本方針が不明確
9.「自衛隊法88条に基づく武力行使」と「本法案における自衛隊の活動」との関係が不明確
10.迅速かつ適切な対処を図れる仕組みか疑問

記事を印刷する
▲このページのトップへ
Copyright(C)2024 The Democratic Party of Japan. All Rights reserved.