衆議院厚生労働委員会において19日、食品衛生法改正案の委員長提出の議決に先立ち、民主党の金田誠一議員が中国産の冷凍ホウレンソウから残留農薬・クロルピリホスが検出された問題について質問を行った。
答弁の中で、そもそも加工品の残留農薬基準が存在せず、今回の問題が発生した時点で生鮮野菜の基準を元に検査されたことが明らかになった。金田議員は「まさに泥縄だ」と厳しく指摘し、加工食品についても早急に基準設定を行うよう求めた。
金田議員はまた、食品衛生法の一部改正案について、国民の食の安全を担保するため、包括的禁止条項という強制力を伴うものでありながら、その発動要件に関する規定にあいまいさがあると指摘した。
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