民主党の鳩山由紀夫代表は、57回目の長崎原爆の日を迎えた9日、長崎市の平和公園祈念像前で開かれた原爆犠牲者慰霊平和祈念式典に参列。祈りの曲が流れるなか、各政党代表らとともに献花を行った。
式典のなかで伊藤一長・長崎市長が読み上げた長崎平和宣言では、テロ対策の名の下にロシアとの弾道弾迎撃ミサイル制限条約を一方的に破棄、包括的核実験禁止条約の批准も拒否する米国の態度について「こうした一連の米国政府の独断的な行動を断じて許すことはできない」と初めて名指しで厳しく批判。また5月の福田官房長官らの非核三原則見直しなどの発言についても「被爆地長崎の心を踏みにじるもの」と批判し、非核三原則をただちに法制化することなどを求めた。
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