民主党ネクストキャビネット(NC)は10日、イラク問題および日朝問題について報告・協議を行った。
冒頭、伊藤英成NC外務・安全保障相は、米国によるイラクへの武力攻撃の問題に関して、5日に政府に申し入れを行ったことを報告。さらに日朝首脳会談について触れ、「停滞していた日朝交渉に新たな展開がもたらされることを歓迎する」としながらも、「拉致問題、核・ミサイル問題等懸案事項がある」と指摘。それらを棚上げにして妥協を行うことのないよう求めていく考えを示した。
また、小泉首相の日米および日朝首脳会談に臨む姿勢や協議内容について、外務委員会の閉会中審査を求めることを決めた。
イラク問題に関する政府への申し入れの要旨は下記の通り。
1.国際協調が不可欠であり、支持できない
2.武力行使の際は具体的な根拠を示すとともに新たな国連安保理決議が必要
3.日本は主体的に対応を決める
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