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2002/09/17
「首相は国益損なった」鳩山代表、日朝首脳会談を批判
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 平壌で17日に行われた日朝首脳会談の終了直後、徳島での党代表選挙立会演説会から戻った民主党の鳩山由紀夫代表は、羽田空港で出迎えた記者団の問いに答え、「一言で言えば、小泉首相は急ぎ過ぎて国益を損なった。その責任はきわめて重い」と厳しく批判した。

 鳩山代表は、日本国内から拉致され北朝鮮に連れ去られた日本人のうち6人がすでに死亡していることが初めて明らかにされたことについて、「拉致が国家的犯罪だったことを北朝鮮側は初めて認めたが、これだけ多くの方が亡くなっていることは、言葉に表し得ないほど悲しいことだし、残念でならない。小泉首相がこのような国家的犯罪の責任をどこまで厳しく追及したのか、きわめて疑問だ」と表明。「不審船」問題についても、「(金総書記が)『軍部の一部の行ったこと』と言うが、軍の最高責任者としての責任を厳しく追及すべきだ」とし、「北朝鮮側の説明を鵜呑みにしたままでの国交正常化交渉の再開は時期尚早と言わざるを得ず、大変残念だ」と強調した。

 民主党は、20日に緊急に開催される予定の衆議院外務委員会などに小泉首相が自ら出席し、説明責任を果たすよう強く求める方針を確認している。

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