民主党代表選挙で一般党員・サポーター・自治体議員党員が投票した郵便投票分の予備開票が23日午前8時、始まった。
臨時党大会会場となった東京・港区のホテルの中に設けられた予備開票所で7時50分、段ボール箱に梱包された各都道府県別の郵便投票用紙が15の開票台に運ばれた。民主党のロゴ入りジャンパーを着た約150人の開票作業員が緊張した表情で待機する。開票作業にあたる彼らは、自治体選挙の事務などを手がける専門業者のスタッフだ。疑問票の判定などにあたるため、党中央代表選挙管理委員会の事務局員も各開票台に立ち会う。
伊藤忠治・中央選管委員長を先頭に、山元勉、肥田美代子、荒井聡、高木義明、土肥隆一、和田洋子、桜井充の各中央選管委員が入室。つづけて各都道府県連合会から選出された地方選管委員も入室。場内は静まり返る。
8時少し前、伊藤中央選管委員長が早朝から集まった中央・地方選管委員をねぎらうとともに、厳正中立、秘密厳守での作業を要請し、8時ちょうどに開票作業が始まった。
開票作業員らは、到着日ごとに5cmほどの厚さに束ねられた投票用紙の輪ゴムを外し、記載された候補者ごとに1枚ずつ振り分ける。中央選管事務局員が「落ち着いて作業してください」と声をかけた。
予備開票は午前中に終了する見込みだが、その結果は午後2時30分頃、国会議員・公認予定候補者の直接投票の終了後に公表される。当選者の発表は3時30分頃の予定だが、決選投票となる場合には、4時50分頃となる。
(08:30)
|