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2004/03/15
菅代表、中国外交部副部長と会談
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 民主党の菅直人代表は15日朝、来日中の戴秉国中国外交部筆頭副部長と会談し、日中関係、台湾情勢、朝鮮半島情勢と6ヶ国協議などについて意見交換を行った。

 戴筆頭副部長から台湾への民主党の姿勢について質問がなされたのに対して、菅代表は、「民主党として台湾についての認識は結党以来、基本的に変わらず、『1つの中国』という原則のもとで、将来平和的に統一されることを望んでいる。両岸で経済的、人的交流も深まっており、時間の中で平和的に解決できると期待している」と、民主党の考え方を改めて示した。これに対し戴筆頭副部長は、「民主党の意見を評価する。中国も対話交渉を望み、1つの中国のために平和的な解決をしたい」と応え、さらに米国、ドイツ、フランスなども台湾問題について十分に理解しており、平和的な統一への国際社会の理解は広がっているという認識を示した。

 また、岡田克也幹事長が、先般の6カ国協議への評価を問うたのに対して、戴筆頭副部長は「第1回より着実な進展があった、それは、議長声明を出したこと、次回開催を決めたこと、作業部会を設置したことである」と述べた。これに対して岡田幹事長は、中国の努力に感謝しつつ、「北朝鮮の時間稼ぎとの見方もあり、国内世論をみると具体的成果を挙げるまでに残されている時間があまりない」ことへの理解を求めた。

 会談には、民主党からは、岡田幹事長、小川勝也参議院政審会長、藤田幸久国際局長、末松義規「次の内閣」ネクスト外務総括副大臣が同席した。

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