参議院本会議で19日、義務教育費国庫負担法改正案の趣旨説明があり、民主党・新緑風会の中島章夫議員が質問に立った。
中島議員は、「三位一体改革で義務教育費の国庫負担金が何ゆえ真っ先に削りこまれるのか。わが国が誇りとしてきた義務教育制度を取り崩そうというのか」と批判、「(三位一体改革を議論してきた)経済財政諮問会議は国家的長期的な課題が単なる当面の経済運営のファクターの1つとしてしか認識していなかったのではないか」と指摘した。その上で「義務教育費全体をどのような財政的仕組みで、どのように財源保障しようとするのか」質すとともに、教育財源の地方教育目的税の導入と水平的財源調整を提言した。
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