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2004/03/19
菅代表、長崎で畜産関係者と意見交換
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 民主党の菅直人代表は19日、長崎県大村市を訪れ、畜産関係者との懇談会を開いて意見交換を行った。懇談には地元選出の山田正彦衆議院議員をはじめ、松木謙公衆院議員、参院長崎選挙区の犬塚直史公認予定候補も参加した。

 懇談会には、自らも畜産にたずさわった経験をもつ山田議員の呼びかけで、関係者が約30人ほど集まり、現場感覚に基づく踏み込んだ意見交換が行われた。

 とりわけ、BSE対策をめぐって畜産家からは「牛の危険部位は焼却処分する方針になったが、その処分費用を負担するのは生産者なのか畜場なのかあいまい。国が負担すべきだ」「飼料給与・購入台帳、動物用医薬品使用台帳といったものが送られてきて、家畜にどんなの餌をやり、どんな医薬品を使ったか1頭ずつ毎日記入するよう指導があったが、高齢の酪農家など対応に無理がある」といった意見が出された。また「食の安全を守るのは大事だが、安全確保に向けて、農水省は生産現場にだけ要求を押し付けてくる。生産者はどこまで頑張ればいいのか。このままでは倒れてしまう」といった率直な発言もあった。

 菅代表は「われわれが本気になって農業問題に取り組むことは与党にとって刺激となり、農水省もいい意味でぴりぴりしてくる」として、民主党がリードして農政の改革に力を注いでいきたいとの考えを改めて示した。

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