民主党の菅直人代表は、27日、京都府舞鶴市の野原漁港を訪れ、地元漁協関係者約30人と車座対話集会を開いて意見交換した。
菅代表は集会に先立って、漁協の漁船に乗り込み、やや波が荒かったもののおよそ40分間、ワカメ漁や定置網設置個所を視察した。
集会では参加者らから、漁獲量が減っているのに魚価が下がりつづけている実態、輸入水産物に押されている状況など、漁業を取り巻く環境の厳しさや、組合員の意志を無視した形で漁協の合併が推進されていることへの不満などが、訴えられた。菅代表は「それぞれの地域にあった漁協があればいい」と考えを述べ、代表とともに参加した山田正彦衆議院議員も「大きければいいというものではない。小さいほうが小回りがきき、かえって良いものになる。さらに、農業と同じように漁業補償も整備しなければならない」と語った。
この日の視察・集会には、菅代表、山田議員のほか、藤田一枝衆議院議員、福山哲郎、松井孝治両参議院議員、小林哲也京都府第5区総支部長も参加した。
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