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2003/12/05
「次なる機会に政権交代し、生活者の政治を実現」連合集会で菅代表
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民主党の菅直人代表は5日夕、日比谷野外音楽堂で行われた連合主催の「年金改革実現・雇用確保!連合要求実現12.5中央集会」に参加し、全国から参加した地方連合代表や首都圏の労組員など約4000人を前に挨拶した。

 笹森清連合会長に続き挨拶に立った菅代表は、冒頭、「衆院選で何としても政権交代を果たし、新しい政治の扉を開きたいとの思いでいたが、残念ながら与党に過半数を許す結果となってしまった」と述べ、支持に応えられなかったことに謝罪すると共に、今回の選挙結果を踏まえて来年の参院選と次なる衆院選を通じて政権交代を果たし、勤労者・生活者・納税者の立場にたった政治を実現していくとの考えを表明した。

 与党内で年金改革に関する議論が迷走している問題では、「民主党は、基礎年金に消費税を充て、税による基礎年金と所得比例部分からなる2階建て年金制度により持続可能な制度になり得ると提案してきた。一方で与党は選挙期間中から改革の具体案を示せず、今もって考えがまとまらない。こうした無責任な政策に対し、皆さんと長期的に安心できる制度をつくっていきたい」と語った。また、「高齢者・中年・若年層の雇用の問題に取り組み、マニフェストに示した通り、失業率を4%前半まで下げていく」とも宣言。

 最後に菅代表はイラクへの自衛隊派遣について、「大量破壊兵器やテロの拡散を防ぐと言ってアメリカが始めた戦争だが、大量破壊兵器は見つからず、戦争に勝ったあとでテロが拡大するという本質的矛盾がある。治安が回復するどころか、戦争状態に舞い戻っている」とし、民主党として断固反対を貫く姿勢を表明した。

 集会には民主党から菅代表のほか、円より子副代表、大石尚子、小宮山洋子、西村ちなみ各衆院議員、若林秀樹参院議員が参加した。

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