トップ > ニュース
ニュース
ニュース
2004/04/09
【衆院厚労委】菅代表、邦人救出に全力傾注するよう首相に要請
記事を印刷する



 小泉首相出席のもとで年金改革案の審議が行われた9日の衆議院厚生労働委員会の冒頭、前日に起こったイラクでの邦人人質事件を受け、民主党の菅直人代表が急遽質問に立った。

 菅代表は、「民間人を拉致して人質にするという卑劣なやり方に、体が震えるほどの怒りを覚える。断じて許すわけにはいかない」と表明。その上で、同日、人質にされた3人の家族らと面会したことを報告し、首相に直接面会したい、自衛隊の撤退も含めて3人の命を守る最善の方法を検討してほしい、という家族らの2つの要望を小泉首相に伝えた。しかし首相は、「気持ちを大事にする」「面会については外務省が対応している」などとそっけない答弁に終始した。
 
 また菅代表は、自衛隊宿営地近辺に砲弾が打ち込まれ、自衛隊も活動を停止しているサマワの状況について、「非戦闘地域などと言えるのか」と改めて追及。しかし首相は、「現時点で戦闘地域という状況にない」などと繰り返した。菅代表は最後に、「3人が無事に帰るように、首相の責任で全力を傾注してほしい」と強く訴えて質問を終えた。

記事を印刷する
▲このページのトップへ
Copyright(C)2024 The Democratic Party of Japan. All Rights reserved.