民主党の古賀一成国民運動委員長は25日午後、民主党の呼びかけで集められた「イラクへの自衛隊派遣に反対するインターネット署名」を提出するために首相官邸を訪れ、細田官房副長官に小泉首相あての署名用紙と要請書を手渡すとともに、自衛隊派遣を中止するよう申し入れた。
インターネット署名運動は、イラクへの自衛隊派遣に反対する個人の意志を小泉首相に届けるとともに、広く国民にアピールするために民主党のホームページ上で始められ、署名一覧の公開ページに4206人が氏名を連ねた(12月11日〜24日)。また、同一メールアドレスによる複数の署名ができないことから、アドレスを持たない家族などの分も署名したいとの要望が相次ぎ、ダウンロードした署名用紙を集めて郵送する方法も採り入れた。その結果、総数で5781人が署名に参加した。
古賀委員長は署名の趣旨を伝え、「この派遣は、日本の将来を誤らせる。考え直すべきだ」と厳しく迫ったが、細田副長官は「承ります」と答えるにとどまった。この日の申し入れには、手塚仁雄国民運動委員長代理も同行した。
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