民主党の野田佳彦国会対策委員長は14日午前、国会内で記者会見し、イラク人質事件について「膠着状態だが、一日も早く3人が無事保護されるよう心から祈っている」と述べるとともに、この件で小泉首相が情報管理を徹底するよう指示し、政府対策本部が取材拒否していることについて「極めておかしい。日本の危機管理とはこういうやり方なのかと思ってしまう」と苦言を呈した。
さらに野田国対委員長は、「人命にかかわるので情報管理は当然だが、一切取材拒否では違う。政府は直接情報なら出せるか出せないか管理できるが、間接情報に頼っていては管理できない。いま有事法案を審議しているが、一朝有事があれば管制統治になる懸念がある」と批判し、「危機管理のあり方について抜本的見直しの必要性が今の政治に見られる」と強調した。
また、「閣僚らの年金の加入・納付実績について調査を求めており、加入は当然のことだが、本当に義務を果たしているか注目している」と述べた。
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