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2004/04/15
【参院イラク特】斎藤議員、自衛隊活動の一時中断を要請
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 参議院イラク支援特別委員会で15日、川口外相らの政府報告を受け、民主党・新緑風会から斎藤勁議員が質問に立った。
 
 斎藤議員はイラクでの3人の日本人人質事件、および新たに2人の日本人が拉致された問題について情報収集・捜査状況を質したが、川口外相は「いろいろな方法でできる限り確認したいと思っている」とするに留まり、大方の情報として安全であると認識しているにすぎず、具体的な手立てを講じられずにいる状況が明らかになった。
 
 斎藤議員は、日本の事件と犯行形態が類似しているイタリア人拉致事件の人質の一人が、イタリア首相の自国軍撤兵拒否の発言の直後に殺害されたと伝えられている点を極めて重く受け止め、より積極的な対応と国民・人質家族への可能な限りの情報公開を川口外相に要請した。
 
 斎藤議員はまた、陸上自衛隊宿営地近くに迫撃弾が撃ち込まれた事件に関連して、自衛隊員の安全確保を徹底するよう石破防衛庁長官に要請。同時に「イラク特別措置法8条5項にある『活動を実施している場所の近くで戦闘行為が行われるに至った場合や状況等に照らして戦闘行為が予測される場合』に当てはまるのでないか」とし、活動の中断を命じるべき事態に至っているという認識を示した。

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