衆議院厚生労働委員会における年金関連法案の早期採決を目論む自民、公明の両与党は16日、採決の前提となる公聴会日程を決定するために、野党抜きで委員会開催を強行しようとしたが、これに抗議する民主党議員に阻まれ、断念した。
この日の午後、まともな審議もなく法案採決を急ぐ与党の策動を阻止するために、数十人の民主党議員が委員会室前に詰めかけた。午後7時前、100人にも及ぶ衛士に守られながら、厚生労働委員長が委員会室への突入を図ったが、スクラムを組んだ民主党議員に阻まれ、引き返した。この結果、この日の委員会は散会となった。
今後、厚生労働委員会では、20日に集中審議、22日に参考人質疑が行われる見通し。
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