民主党の日歯連(日本歯科医師連盟)疑惑追及本部は16日、国会内で第1回総会を開き、メンバー構成や今後の取り組みの体制などを確認した。
総会の冒頭、挨拶に立った本部長の岡田克也幹事長は、「中医協(中央社会保険医療協議会)をめぐる贈収賄事件が表面化したが、その徹底解明にとどまらず、さらに闇の部分に切り込んでいくことが重要だ。不正な資金のやりとりに関与した政治家にもメスを入れ、政治を透明なものにするためにしっかり取り組もう」と呼びかけた。
続いて、副本部長の野田佳彦国対委員長から、国会におけるこれまでの取り組みの経過の報告を受け、本部の構成を確認した後、今後の取り組みの方向性を協議。その結果、以下の点を確認した。
(1)日歯連関連の不正献金疑惑を「診療報酬ルート」(診療報酬改定をめぐる疑惑)「イメラボルート」(診療報酬明細書のオンライン化事業発注をめぐる疑惑)「咀嚼障害者ルート」(咀嚼障害者の障害者手帳交付に必要な診断書作成資格をめぐる疑惑)「衛生士教育期間ルート」(歯科衛生士教育期間延長の凍結をめぐる疑惑)の4つのルートに分け、それぞれ担当チームを編成して調査・究明に取り組む
(2)日歯連から献金を受け取ったとされる政治家、関わりがあったとされる厚労省現役幹部について事実確認を求めることを手始めに、各委員会で追及を進める
(3)年金、介護、医療を含めた社会保障行政全体に関わる重大問題として取り組む
日歯連疑惑追及本部の役員体制は以下の通り。
本部長 岡田克也(幹事長)
本部長代理 平野博文(調査局長)
副本部長 江田五月(副代表)
野田佳彦(国対委員長)
今泉 昭(参院国対委員長)
北橋健治(幹事長代理)
小川勝也(参院政審会長)
事務局長 永田寿康
事務局次長 山井和則
森ゆうこ
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